電子機器組立とは、パソコン、携帯電話、ゲーム機、テレビ等の電子機器を組み立てる職業です。
パソコン、携帯電話、ゲーム機、テレビ等の電子機器を組み立てる。
具体的な仕事は、電子回路基板(プリント配線板等)へIC、コンデンサー、抵抗など部品を接続したり接着する。また、電子回路を内蔵した各種機器の組立を行う。その後、点検、電気系の調整・測定作業などを行う。
組立は、機械で行う工程と、手作業で行う工程がある。機械で行う場合は機械操作と監視が仕事となる。組立作業は、基本的に作業手順が記された指示書に従って行われる。
組立作業の流れをみると、ライン単位でのミーティングを行い作業が開始される。組立に使用する部品を仕様書に沿って所定の場所に配置する。目の前のモニター等に示された組立手順に従い組立(フォーミング)を行う。具体的には、基盤の穴に部品を差し込み、指示書に従って、はんだ付け、ねじ締め、接着剤止めなどを行う。作業にあたっては、はんだごて、ペンチやニッパー、ドライバーなどの工具のほか、自動組立装置や検査機器、測定器など機械類を使用することもある。
電子基板ができると、その他の部品とともに紙やモニターに表示された設計図と指示書に沿って組み立てて製品にする。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
はんだごて、ペンチ、ニッパー、ドライバー、自動組立装置、検査機器、測定器
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。入職後は、はんだごて等基礎的な技能の研修を経て、一定レベルに到達できればラインで作業できるようになる。その後は、OJTで作業を習得していく。
作業手順を人に教えられるようになれば一人前とみなされるが、半年~1年程度の時間が必要とされる。組立の経験を積み、ラインのリーダー等指導業務を経て、工程管理、生産管理も含めマネジメントの仕事に昇進する場合もある。
関連資格としては、厚生労働省の定める技能検定の「電子機器組立て技能士」がある。
はんだ付けや接着剤の取り扱いや安全な作業方法などを習得することが必要になる。ラインの前後の人の作業も理解しつつ互いに補完し合いながら作業するのでチームワークが求められる。作業の自動化、機械化が進み機械オペレーターの仕事が増えているため、機械操作の知識、スキル等が重要である。
勤務先は、電子機器メーカー等の工場である。工場は郊外などに多く立地し全国にある。
雇用形態は、正社員のほかにパートタイマー等もいる。正社員は機械オペレーターの仕事が多く、手作業の組立はパートタイマーが行う場合が多い。労働者派遣による就業形態も一定程度ある。
パートタイマーは日勤が多いが、機械オペレーターの正社員は2交代等交替制で勤務する場合もある。賃金は正社員は月給制で、パートタイマーは時給制がほとんである。納期が切迫しているなど緊急時など残業が発生する場合もある。休日は、週休2日制が基本だが、土日が休日とは限らない。
業界をまたいで、AI 影響度が同水準の代表職業(規模順)。