未来の仕事

義肢装具士

医療・保健AI 影響 低規模 中需要 旺盛
AI 影響
3 / 10
義肢装具士、手作業の製作
低 AI 影響。専門性と判断が必要な業務が中心で、当面は安定。
就業者数
27,292 人
年収(平均)
¥4,302,000(430 万円)
平均年齢
39.9 歳
月労働時間
157 時間/月
求人倍率
1.97
時給

義肢装具士とは

義肢装具士とは、医師の指示の下に、身体の一部や機能を失った人が使う義肢や装具を製作するため、装着部位の採型・採寸、製作、身体への適合を行う職業です。

医師の指示の下に、身体の一部や機能を失った人が使う義肢や装具を製作するため、装着部位の採型・採寸、製作、身体への適合を行う。

事故や病気などで身体の一部を失った人が使う義手や義足などを「義肢」といい、まひや変形など身体の一部の機能が失われた人が使う医療具を「装具」という。医師の処方に基づいて、機能的で患部に負担をかけない義肢装具を製作するのが、義肢装具士の役割である。

義肢を作る場合、まず切断端の骨の形状や体重がどこにかかるかを観察し、凹型モデルを型採りする。そのモデルにギプス泥を注入して凸型モデルを作り、修正を加える。凸型モデルをもとに、プラスチックでソケットを作り、荷重のかかり具合を考えて、最も合理的に体重を支えられるようにソケットと義肢の各部分を連結するアライメントを行う。次に本格的な製作に入り、半完成状態の義肢を実際に使用する人の身体に装着し、具合の悪いところを調整して仕上げる。

装具を作る場合は、採寸して凹型モデルと凸型モデルを作り、製作に入る。最近では一部に既製品化されているパーツを利用することも多くなっている。

患部に負担をかけない義肢装具は、障害のある人の活動範囲を広げ、その能力発揮を助けるなど、生活の質の向上に役立っている。

義肢装具の製作には患者はもちろん、他の医療従事者とのコミュニケーションによって得られた情報と、医学知識、製作技術を合わせて、最適な義肢装具を製作する。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等

工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)

義肢装具士になるには・必要な資格

義肢装具士になるには国家資格が必要である。高校卒業後、3年以上義肢装具士養成施設で学ぶ、又は、大学等で1年(高等専門学校では4年)以上学び、所定の科目を修めた上で、2年以上義肢装具士養成施設で学んで規定の単位を取得するほか、厚生労働省の定める技能検定である「義肢・装具製作技能士」の資格を取得し、義肢装具士養成施設で1年以上学ぶことで義肢装具士国家試験の受験資格を得ることができる。試験に合格すると義肢装具士の資格を得られる。

経験と熟練が重要であることから、年齢にかかわらず働くことができる。技術を磨いていけば独立して開業することも可能である。

依頼者の状況は様々であり、幅広い専門知識と高度な技術、医学だけでなく工学的知識が必要である。理学療法士や作業療法士などと協力することも多い。

人体の形を再現する造形的なセンス、身体の一部として正しく機能させる工学的技術も必要となる。

義肢装具士の労働条件・働き方

職場は義肢装具製作施設に勤務する場合が多い。病院内に義肢装具製作部署が設けられているところもある。

義肢装具製作施設で働いている人のうち「義肢装具士」の有資格者だけが、依頼者に接して採型・適合・調整まで行うことができる。資格がなく、製作のみに携わっている人もいる。

納期に間に合わせるために、残業や休日出勤をする場合もある。

障害者スポーツやレクリエーションのサポート、途上国への国際支援活動などを行う義肢装具士もいる。

四肢切断の主たる原因は、かつては労働災害や交通事故による負傷など外傷によるものが大多数を占めていたが、現在では糖尿病などによる血管障害、悪性腫瘍が急速に増えている。高齢化社会を迎え、今後も義肢装具士が果たす役割は大きくなると見込まれる。

5 次元プロファイル

創造性対人判断身体定型
創造性
66
対人
77
判断
70
身体
69
定型
55

必要なスキル・知識・能力

スキル Top 10

  1. 傾聴力4.5
  2. 指導4.5
  3. 他者の反応の理解4.2
  4. 読解力3.9
  5. 説明力3.9
  6. 学習方法の選択・実践3.9
  7. 道具、機器、設備の選択3.9
  8. 修理3.8
  9. クオリティチェック3.8
  10. 合理的な意思決定3.8

知識 Top 5

  1. 医学・歯学3.8
  2. セラピーとカウンセリング2.9
  3. 顧客サービス・対人サービス2.8
  4. 生産・加工2.6
  5. 心理学2.3

よくある質問

義肢装具士の年収はいくらですか?
義肢装具士の平均年収は約430万円(月収換算で約35万円)で、日本全体の平均年収(約460万円)と同程度です。これは厚生労働省 jobtag のデータに基づく値で、勤務先・地域・経験により幅があります。
義肢装具士のAI代替リスクはどれくらいですか?
義肢装具士のAI影響度は10段階中 3 で、低めで、AI に代替されにくい職業です。主な要因は「義肢装具士、手作業の製作」。これは Claude Opus 4.7 による独自スコア(非公式)で、職業選択の唯一の根拠としては使用しないでください。
義肢装具士の将来性はどうですか?
AI影響度 3/10。AI に代替されにくく、将来性は比較的安定な職業です。日本での就業者数は約27,292人。求人倍率 1.97 倍。個別の状況に応じた判断が重要です。
義肢装具士になるにはどうすればいいですか?
義肢装具士になるには国家資格が必要である。詳しい流れは本ページ内の「義肢装具士になるには・必要な資格」セクションをご覧ください。
義肢装具士に必要なスキルは何ですか?
義肢装具士で特に重視されるスキルは、傾聴力、指導、他者の反応の理解などです。加えて、読解力、説明力も重要です。詳しいスキル分布は本ページ内の「必要なスキル・知識・能力」セクションをご覧ください。

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