太陽光発電のメンテナンスとは、太陽光発電設備の定期点検や稼働状況の監視などを行う職業です。
太陽光発電設備の定期点検や稼働状況の監視などを行う。
太陽光発電には発電した電気を自らが使用する「自家消費型」と、事業や投資などを目的に発電した電気をすべて電力会社に売る「全量売電型」に分類される。さらに「自家消費型」は発電した電気をすべて消費する「完全自家消費型」と、使用せずに余った電気は電力会社に売る「余剰売電型」に分かれる。
メンテナンスの仕事は、太陽光発電設備が稼働するのに支障が出るような不具合の発生を防止するために、実際に太陽電光パネル、架台、電気設備の設置状況や固定状況、破損箇所などを確認する。パワーコンディショナ接続箱については電圧を測定し、正常に作動しているかの確認も行う。
リアルタイムで記録される発電状況の遠隔監視も行う。パワーコンディショナの停止や自然災害によるトラブルなど、発電設備の不具合を感知した際には、現場に駆けつけて原因の調査、一次対応などを行う。
発電設備が地上に設置されているのか、屋根に設置されているのかなどの立地条件や周辺環境、気候などにより作業内容は異なる。パネルの洗浄、雑草対策、フェンスの設置・修理など発電設備周辺の管理もメンテナンスの一環である。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
パソコン
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、電気工事施工管理技士、電気主任技術者、電気工事士など資格を所持していれば仕事に役立つ。
高校や大学を卒業後、太陽光発電を専門に扱う企業や、同業務を行っている会社の担当部署に配属されるのが一般的である。電気や機械、土木・建築学科などの大学卒業者や高専で機械やコンピューター技術を修得した入職者もいる。
入職後は企業内研修制度やOJTなどの実践を重ね3年前後の経験を積めば一人前として期待される。
太陽光発電事業を行う企業、また、建設、電気、機械などの会社の関連部門等で働き、職場は全国にわたる。
太陽光発電のメンテナンスの担当者として特別な給与の設定等はないが、電気工事施工管理技士、電気主任技術者、電気工事士などを取得していれば資格手当などが付加されるケースもある。
非常時や事故対応で時間外労働や休日出勤を求められることもある。
一般家庭用では屋根に太陽光パネルが設置されるが、産業用は屋根だけでなく、地上に設置されるもの(野立てタイプ)がある。産業用の方が発電量を多くするために、太陽光パネルやパワーコンディショナなど使用されている機器が多く、設置面積も広いため、メンテナンス作業の所要時間が長くなる。加えて、産業用は広い敷地を必要とすることから、山間部や郊外に設置されている場合が多いため、現場への移動時間も長くなることがある。
近年、地上に広範囲にわたって設置するメガソーラーは、適地の減少、売電価格の下落、などの理由で新設件数は減少している。一方で、自家消費型はSDGsやESG対策として環境負荷軽減に取り組むための手段として太陽光発電を設置する法人が増えていることや、電力購入単価が上昇傾向にあることなどを背景に増加している。
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