サッシ取付とは、建築物の開口部に「窓」や「扉」などのサッシを取り付ける作業を専門に行う職業です。
建築物の開口部に「窓」や「扉」などのサッシを取り付ける作業を専門に行う。
作業に当たっては、開口部の出入り、高さなどを正確に計測し、曲りやゆがみのないように取り付ける。また、開閉装置などの金物類を確実に取付けて、サッシの性能が十分発揮できるようにする。
サッシの大きさや種類は様々で、施工法もそれぞれ異なる。コンクリート手順の場合、あらかじめ取り付ける部分に引かれた「墨」を見て取付位置を確認し、サッシ枠を仮に位置決めし、くさび等を使って取付位置を微調整の上、決定する。そしてコンクリート壁に埋め込まれた鉄筋とサッシ枠に装着の溶接用アンカー(鉄片)を電気溶接して固定した後、サッシ枠とコンクリート面の隙間にセメントと砂を水で練り合わせたモルタルを詰め込んでふさぐ。最後にガラスや金物などを取り付け、動きを調整する。
サッシ施工は、建築物の出来栄えを左右する大きな要素である。仕事の内容も、体力が必要な仕事の他に、それぞれの現場に合わせた工法、全体の建築工程に合わせた施工計画、更には安全対策の検討なども必要となる。
サッシ施工は数人でチームを組んで作業することが多く、規模の大きい現場では数チームが入って作業をすることになり、それを指揮する職長と各チーム長は、管理業務もこなす。管理者になると建設業者やサッシメーカー、関連職種との折衝や連携業務の管理、更に安全管理や原価管理など管理業務も行う。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
サッシ枠、くさび、電気溶接機、工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。まずサッシ施工会社に入職し、実務を通して業務に必要な技能や知識を習得する。補助の仕事をこなした後、2~3年で、通常の取付工事ができるようになる。10年以上のベテランになると、指名による仕事も増してくるが、サッシは製品も工法も改良が行われているので、それに対応した技能の向上が常に求められている。
厚生労働省の定める技能検定の「サッシ施工技能士」や「カーテンウォール施工技能士」の資格を取得すると技術力の証明となる。
経験を積み、技能と管理技術を身につけ、現場をまとめられるようになった人の中には、取付工事を一括請負をする人もいる。更に独立開業するケースもある。
基本的には肉体労働であり、足場上の作業などもあるため、体力が必要である。
給料は日給月給制で支払われるのが一般的であり、技術の熟練度による差がある。
労働時間は一般的に一日8時間、週休二日が原則だが、現場の進行状況により流動的な面がある。サッシ取付の仕事は、建築全体の工程に合わせて施工を進めるという事情から、前工程の進捗状況などによって休業になったり、逆に工程の遅れを取り戻すため、残業や夜間、休日出勤などの時間外労働が生じることもある。
業界をまたいで、AI 影響度が同水準の代表職業(規模順)。