新聞配達員とは、購読契約をしている家庭や職場などに新聞を配達する職業です。
購読契約をしている家庭や職場などに新聞を配達する。
日本は世界で最も新聞発行部数が多く、新聞の普及率も世界でトップレベルとなっている。これは、読者の家庭や職場などに直接配達する戸別配達制度を採用しているからであり、日本の新聞の9割以上が新聞配達員の手で直接配達され、新聞の普及に役立っている。
新聞販売所の配達区域はいくつかのコースに分けられ、それぞれを配達員が担当する。朝刊は、一般的に午前6時過ぎまでに配り終えるようにコースが設定されており、配達する家庭の名前や順路、配達する新聞の種類が書かれた「順路帳」にしたがって配達する。系列のスポーツ紙や小中学生新聞、専門紙なども一緒に配達する。
販売所が地元の商店などと契約して配布する折り込み広告は、通常、前日までにセットされているので、配達員は出発前に折り込み広告を新聞にはさみ込んで一緒に配達する。また、雨の日に濡れないようにビニールで包む作業も行う。
そのほか、販売所によっては集金や読者を増やすための営業も行うことがある。
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。13歳以上の中学生でも親・中学校・労働基準監督署の同意・許可があれば、配達のアルバイトをすることができる。
朝刊配達は朝が早いほか、新聞は決められた時間内に配達しなければ商品価値が失われるため、雨や雪などの悪天候だから休むというわけにはいかず、責任感と体力が必要となる。
順路帳を早く覚えて効率良く配らなければならないほか、配達先によっては新聞の置場所を指定するところもあるので、記憶力や気配りも求められる。
新聞販売所に雇用され勤務する。新聞販売所は、多くの場合、新聞の発行本社と新聞の販売・送達契約を結んでいる独立事業者で、特定の新聞社と契約を結んでいる「専売店」と、特定の新聞社の系統に属していながら、他紙も併用して扱うことができる「複合店」、複数の新聞社と契約を結んでいる「合売店」がある。
就業形態には正社員とパート・アルバイトがあり、パート・アルバイトの占める割合が高い。都市部では、配達の仕事をすることで新聞社・販売所の奨学金を受けながら大学・専門学校に通う学生もいる。
配達区域の広さや受け持ち軒数(都市部の場合150~300程度)によって異なるが、通常、新聞社から届いた朝刊に折り込み広告を入れて配り終えるまで、2~4時間かかる。夕刊の配達に2時間ほどかかるため、一日の労働時間は4~6時間である。配達時間は、朝刊であれば午前6時ごろまでに終わる。
新聞の休刊日は最も多い新聞でも年12回なので、配達員は交替で休日を取る。
早朝の時間帯に働くこと、悪天候でも配達を休めず、欠配(読者に新聞が届かないこと)、遅配(配達時間が遅れること)は避けなければならないなど厳しい面もある。
賃金は固定給、時給制、歩合制又はそれぞれの組み合わせなど配達店によって異なる。
新聞の紙媒体の発行部数デジタルサービスの進展に伴って減少傾向にあるが、高齢者の見守りサービスや犯罪抑制など、地域で新たな役割を期待されている。
業界をまたいで、AI 影響度が同水準の代表職業(規模順)。