未来の仕事

弁護士

士業・経営・コンサルAI 影響 高規模 小
AI 影響
7 / 10
弁護士、調査AI化+法廷対面
AI 影響度が高い。業務再設計や転職方向の検討が早めに必要。
就業者数
11,237 人
年収(平均)
¥7,653,000(765 万円)
平均年齢
47.2 歳
月労働時間
159 時間/月
求人倍率
時給

弁護士とは

弁護士とは、法律の専門知識を活かして民事事件、刑事事件を扱い、依頼者の利益を守り紛争を解決する活動、刑事事件の被告人等の弁護活動等を行う職業です。

法律の専門知識を活かして民事事件、刑事事件を扱い、依頼者の利益を守り紛争を解決する活動、刑事事件の被告人等の弁護活動等を行う。

民事事件は、金銭の貸借、不動産の賃貸借、売買、交通事故、欠陥住宅や医療過誤などの普段の生活の中で起こる争いごとのほか、離婚や相続などの家事事件、商事事件、労働事件、行政事件などを含む。弁護士は、これらの事件について、依頼者の立場にたって「法的に守られるべき利益は何か」を模索し、依頼者の正当な利益を実現して紛争を解決するために活動する。具体的には、法律相談、和解・示談交渉、訴訟活動や行政庁に対する不服申立てといった法律事務などを行っている。

刑事事件は、罪を犯した疑いのある人(裁判所に起訴される前は被疑者、起訴された後は被告人という)の捜査や裁判に関する事件をいう。弁護士は、刑事事件において、弁護人として被疑者や被告人の弁護活動を行っている。

多くの人が被疑者や被告人が犯罪を行ったと思っている状況でも、本当にその人が犯罪を行ったとは限らないため、無罪の可能性を追求し、えん罪を防止する弁護士の役割が必要となる。行き過ぎた刑罰が科されたり、違法な手続が見逃されたりしないようにするためにも、弁護士は、被疑者や被告人の立場から意見を述べ、証拠を提出する役割を担っている。

また、社会の国際化に伴い、国内外における人権問題や、海外との契約や紛争など諸外国に跨がる法律問題も増えており、国際的な人権擁護活動、企業の海外展開支援、国際的取引の交渉などの国際業務も、弁護士の重要な役割の一つとなっている。

弁護士法では、「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」と規定している。弁護士は、法廷活動、紛争予防活動、人権擁護活動、立法や制度の運用改善に関与する活動、企業や地方公共団体などの組織内での活動など、社会生活のあらゆる分野で活動している。このような弁護士の活動の一つ一つが、人権擁護と社会正義の実現につながっている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等

文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン

弁護士になるには・必要な資格

法科大学院に入学し、3年若しくは2年間勉強し、司法試験に合格、司法修習生として研修を受けた上で、日弁連の弁護士名簿に登録されると弁護士となることができる。なお、法科大学院に通えない人も、予備試験に合格できれば司法試験を受験することが可能である。司法修習では、全国各地の裁判所、検察庁、法律事務所で実務を学ぶ。

弁護士は、全国に52会ある弁護士会及び日本弁護士連合会の登録に関する審査を経て、弁護士名簿に登録されることによって弁護士としてスタートを切ることになる。新人弁護士は法律事務所に勤め、先輩の仕事を手伝いながら勉強していくことが多い。

法科大学院は、新しい法曹養成制度の中核とされており、多様な経験や能力を持った法曹を生み出すなど一定の成果を上げている一方、法科大学院志願者の減少、法科大学院ごとの教育格差等、さまざまな課題があるとも指摘されている。

弁護士の労働条件・働き方

弁護士の多くは法律事務所に所属し、民事事件や刑事事件に取り組んでいるが、企業や、国や地方公共団体、国際機関等で働く弁護士、国会議員や地方議会議員を務める弁護士も増えている。さまざまな組織の中で働く弁護⼠が増加しているが、この場合、待遇は所属する組織の規定等による。また自ら事務所を立ち上げ独立する弁護士もいる。

弁護士の仕事は、例えば1つの事件のために法廷に出るためだけでも、事前に十分な準備が必要であり、書類の作成にも時間を要する。また、依頼者や被疑者などと面談する場合、休日や夜遅くに出向くこともある。一方で、勤務時間や休日は自分で設定することができ、定年もないので、自分自身で柔軟に仕事の内容と量をコントロールすることができるという弁護士も多い。

弁護士全体に占める女性割合は漸増しており、2024年に20%を超えた(2024年3月時点*)。

専門職として法律の知識を活かしながら、様々な働き方や職場を選択でき、活躍できる領域を広げられることも、弁護士という職業の特色である。

*日本弁護士連合会、弁護士白書 2024年版

5 次元プロファイル

創造性対人判断身体定型
創造性
65
対人
94
判断
87
身体
36
定型
48

必要なスキル・知識・能力

スキル Top 10

  1. 傾聴力5.9
  2. 読解力5.7
  3. 文章力5.7
  4. 説明力5.6
  5. 交渉5.6
  6. 説得5.5
  7. 論理と推論(批判的思考)5.2
  8. 他者との調整5.0
  9. 複雑な問題解決4.9
  10. 他者の反応の理解4.9

知識 Top 5

  1. 法律学、政治学4.7
  2. 事務処理3.5
  3. 顧客サービス・対人サービス3.3
  4. 日本語の語彙・文法3.2
  5. ビジネスと経営2.4

能力 Top 5

  1. 記述表現4.0
  2. 記述理解3.9
  3. 発話表現3.9
  4. 発話理解3.8
  5. 演繹的推論3.8

よくある質問

弁護士の年収はいくらですか?
弁護士の平均年収は約765万円(月収換算で約63万円)で、日本全体の平均年収(約460万円)を上回る水準です。これは厚生労働省 jobtag のデータに基づく値で、勤務先・地域・経験により幅があります。
弁護士のAI代替リスクはどれくらいですか?
弁護士のAI影響度は10段階中 7 で、高めで、業務の多くが AI による代替・補助の対象となる可能性です。主な要因は「弁護士、調査AI化+法廷対面」。これは Claude Opus 4.7 による独自スコア(非公式)で、職業選択の唯一の根拠としては使用しないでください。
弁護士の将来性はどうですか?
AI影響度 7/10。AI による業務変化が大きく見込まれ、スキルアップや関連職種への転換も視野にな職業です。日本での就業者数は約11,237人。個別の状況に応じた判断が重要です。
弁護士になるにはどうすればいいですか?
法科大学院に入学し、3年若しくは2年間勉強し、司法試験に合格、司法修習生として研修を受けた上で、日弁連の弁護士名簿に登録されると弁護士となることができる。詳しい流れは本ページ内の「弁護士になるには・必要な資格」セクションをご覧ください。
弁護士に必要なスキルは何ですか?
弁護士で特に重視されるスキルは、傾聴力、読解力、文章力などです。加えて、説明力、交渉も重要です。詳しいスキル分布は本ページ内の「必要なスキル・知識・能力」セクションをご覧ください。

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