未来の仕事

税務事務官

事務・公務AI 影響 高規模 大需要 過熱
AI 影響
7 / 10
税務事務官、調査AI化進行
AI 影響度が高い。業務再設計や転職方向の検討が早めに必要。
就業者数
507,867 人
年収(平均)
¥5,093,000(509 万円)
平均年齢
43.4 歳
月労働時間
157 時間/月
求人倍率
2.51
時給

税務事務官とは

税務事務官とは、納税者が提出した申告書の審査、確定した税金の管理・徴収の事務、税務調査などを行う職業です。

我が国では、納税者が自己の責任において適正な申告と納税を行う「申告納税制度」を採用している。この制度のもとで税務事務官は、主に納税者が提出した申告書の審査、確定した税金の管理・徴収の事務、税務調査などを行っている。また、納税者が適正な申告と納税を行えるように税に関する周知・相談活動も行なっている。

税務事務官は、個人・法人の納税者から提出された申告書について内容を審査し、その結果、調査が必要であると認められれば実地調査を行う。経済の国際化や複雑化に伴って国際取引に対する税務調査も重要となってきており、担当職員が海外に出張することもある。

確定した税金については、期限までに納められているかどうかを確認したり、納め過ぎの税金を還付したりする事務を行う。

確定した税金が期限までに納付されない場合には督促を行う。それでも納付されないときには、納税者の財産を調査の上、差押え・公売等の滞納整理手続をとる。

大口・悪質な脱税者に対しては、捜索・差押え等の強制調査を行う。この強制調査は、裁判所の許可を得て行うものであり、最終的には刑事罰を求めて脱税者を検察に告発する。

税に関する周知活動では、税の意義・役割について国民一般の理解を深めるため、様々な媒体を使った広報活動に取り組んでいる。また、納税者の利便性の向上を図る観点から国税電子申告・納税システム(いわゆるe-Tax)の利用促進のための広報等にも力を入れている。

税務事務官になるには・必要な資格

税務事務官は、一般的には、主として高校卒業者を対象とする税務職員採用試験、大学卒業者を対象とする国税専門官採用試験の合格者の中から採用される。

税務職員採用試験によって採用された事務官は、実際の仕事に就く前に全員が税務大学校に普通科生として入校し、約1年間所定の研修を受ける。普通科卒業後は税務署に配属され、3年間の実務を経験した後に、中等科として3か月間、配属された部門に則したカリキュラムで調査・徴収事務に必要な知識、技能を習得する。更に税務署勤務後もステップアップのために選抜試験を合格した者を対象に「専攻科」、「国際科」、「本科」の3つの研修が用意されている。また、本科を卒業した事務官の中から選考者を対象に更に専門的理論を学ぶ「研究科」も用意されている。

国税専門官採用試験によって採用された事務官は、全員税務大学校で約3か月の専門官基礎研修を受講した後に、採用された国税局管内の税務署に配置される。そこで1年間の実務研修を経た後、約1か月間専攻税法研修を受講し、再び2年間実務経験を積んだ後、約7か月間の専科研修を受講する。その上で、試験を受けて国際科又は専攻科にてそれぞれ4~5か月間の専門分野を学ぶ。あるいは研究員として選考された場合には1年3か月間、税務に関する高度な専門的理論を習得する。

10~15年以上勤めると税理士試験の一部科目免除となり、23年以上勤務し、指定研修を修了したものは試験を受けずに税理士の資格取得ができる。

税務事務官の労働条件・働き方

中央の国税庁、主な都市にある国税局や全国にある税務署に勤務する。身分は国家公務員である。

財務省の在職者に占める女性の割合は26.6%(2025年7月時点*)となっており、年々その割合は増えている。

給与は、税務事務官の仕事が高度な専門知識を必要とし、様々な困難を伴うため、一般の行政事務員よりやや高くなっている。

国税庁では国税の申告や納税などの手続をインターネット等で行う国税電子申告・納税システム(e-Tax)の利用促進をしているほか、ICT・AIやマイナポータルを活用し、納税者の利便性の向上を図るとともに、課税・徴収事務を効率化・高度化して、事務運営の最適化を進めている。

また、国際化に伴って、多国間取引の増大や対外投資による海外進出の増加といった形で日本企業の活動が多様化している。こうした動きに対応するため、国税庁では諸外国の税務当局との交渉や海外取引調査、国税局では海外取引調査及び移転価格調査の担当組織を設け、税務署には「国際税務専門官」を設置するなどの対応を行っている。

*財務省 財務省における女性の活躍に関する情報の公表

5 次元プロファイル

創造性対人判断身体定型
創造性
59
対人
81
判断
65
身体
38
定型
53

必要なスキル・知識・能力

スキル Top 10

  1. 傾聴力5.5
  2. 説得4.8
  3. 説明力4.8
  4. 読解力4.7
  5. 交渉4.6
  6. 指導4.5
  7. 文章力4.4
  8. 他者との調整4.0
  9. 他者の反応の理解4.0
  10. 論理と推論(批判的思考)3.9

知識 Top 5

  1. 事務処理3.0
  2. 経済学・会計学2.7
  3. 法律学、政治学2.7
  4. 日本語の語彙・文法1.9
  5. 人事労務管理1.4

能力 Top 5

  1. 記憶力3.6
  2. 発話表現3.5
  3. 記述表現3.5
  4. 帰納的推論3.5
  5. トラブルの察知3.4

よくある質問

税務事務官の年収はいくらですか?
税務事務官の平均年収は約509万円(月収換算で約42万円)で、日本全体の平均年収(約460万円)を上回る水準です。これは厚生労働省 jobtag のデータに基づく値で、勤務先・地域・経験により幅があります。
税務事務官のAI代替リスクはどれくらいですか?
税務事務官のAI影響度は10段階中 7 で、高めで、業務の多くが AI による代替・補助の対象となる可能性です。主な要因は「税務事務官、調査AI化進行」。これは Claude Opus 4.7 による独自スコア(非公式)で、職業選択の唯一の根拠としては使用しないでください。
税務事務官の将来性はどうですか?
AI影響度 7/10。AI による業務変化が大きく見込まれ、スキルアップや関連職種への転換も視野にな職業です。日本での就業者数は約507,867人。求人倍率 2.51 倍。個別の状況に応じた判断が重要です。
税務事務官になるにはどうすればいいですか?
税務事務官は、一般的には、主として高校卒業者を対象とする税務職員採用試験、大学卒業者を対象とする国税専門官採用試験の合格者の中から採用される。詳しい流れは本ページ内の「税務事務官になるには・必要な資格」セクションをご覧ください。
税務事務官に必要なスキルは何ですか?
税務事務官で特に重視されるスキルは、傾聴力、説得、説明力などです。加えて、読解力、交渉も重要です。詳しいスキル分布は本ページ内の「必要なスキル・知識・能力」セクションをご覧ください。

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