看板制作とは、街頭に設置される立て看板からビルの屋上に設置される大型の看板等まで、様々な種類の看板を制作する職業です。
街頭に設置される立て看板からビルの屋上に設置される大型の看板等、様々な種類の看板を制作する。
まず、依頼主と打ち合わせを行い、どのような場所にどのような形態の看板を設置するのか意向を確認する。設置場所の状況などを調べて看板の形状を決め、何通りかのデザインを作成して依頼者に提案を行う。決定したデザインにしたがって、大きさや形状が屋外広告物条例や建築基準法の規制に違反しないように十分に注意し、平面図や側面図などの図面を作成する。工場では、作成した図面に従い、絵や文字を印刷したり、粘着シートをカッティングしたりして、様々な看板を制作する。光源を内蔵したプラスチック看板やLEDを使った看板を制作することもある。
完成した看板をトラックに積み込んで設置場所まで運搬し、クレーン車などを使用して取り付けを行う。交通の障害とならないように、夜間に作業をすることもある。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
トラック、クレーン車、イラスト、デザイン作成ソフト(Illustrator、Clip Studio等)、画像等編集ソフト(Photoshop、GIMP等)、パソコン
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、新規学卒の場合には、美術系の大学や専門学校などでデザインを学んでから入職することが多い。コンピュータ化が進んでおり、パソコンを使用したデザイン制作技術が求められている。また、大学や専門学校などで工学や建築を勉強して、構造の設計に携わることもある。中途採用では、経験者が優遇されることが多い。職業訓練校で技術を身につけることもできる。
必要な資格は特にないが、ネオンサインの看板等は、「電気工事士」の資格を取得していなければ、業務に従事できない場合もある。
関連資格としては、厚生労働省が定める技能検定の「広告美術仕上げ技能士」がある。
また、業界団体が認定する「屋外広告士」がある。これらの資格を取得することが屋外広告物の管理者や安全点検担当者になるための要件になっていることも多い。
小さな事業所では、一人の人が最初から最後まで一貫して制作にあたることも多く、経験を積んで独立することもある。
手先の器用さやデザインのセンスが求められる。広告を取り付ける際には、景観への配慮ができる知識や都道府県の条例の知識も必要となる。
賃金、労働時間等の労働条件は勤務先の規定による。受注から納品までのスケジュールは、案件ごとにまちまちであるため、労働時間は不規則になりがちである。会社の合併や社名変更の場合など、指定された日にいっせいに看板を変更することもある。営業の妨げにならないように、店舗が閉店した後の夜間に取り付け作業を行うことも多い。
就業者には、男性が多いが女性も増えている。
受注生産のため月々の売り上げの変動が比較的大きく、仕事量は景気に左右される。
会社や施設の名称、商品やサービス内容を広く知らせるために、看板は効率的であり、将来的にみても一定の需要が見込まれる。
バスや大型トラック等の車両のラッピング等制作される看板も多様化している。デジタル化も進んでおり、電子看板(デジタルサイネージ)の需要も拡大している。
業界をまたいで、AI 影響度が同水準の代表職業(規模順)。