インダストリアルデザイナーとは、自動車、家電製品、情報機器、カメラなどの様々な製品の形状や色彩、スタイルなどをデザインする職業です。
自動車、家電製品、情報機器、カメラなどの様々な製品の形状や色彩、スタイルなどのデザインを行う。
製品の意匠を創造し、生産部門が正確かつ高品質な製品を製作できるよう消費者・利用者の嗜好やニーズ、ファッションなどさまざまな情報を収集し、アイデアを練る。製品化を実現するためにスケッチを描き、企画担当者、生産担当者、販売担当者と緊密に連携・検討を重ねながら協働作業をすすめていく。3D CAD等を使い、候補となるいくつかのデザインをシミュレートした後に試作し、経営など幹部も交えて最適デザインを決定する。
決定されたデザインにしたがって、3Dプリンター、粘土や木、紙などで模型をつくり、修正や改造を加えて最終的なデザインを決め、図面データ化していく。生産段階ではデザイン仕様が守られているか、さまざまな角度からチェックすることが必要となる。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
3Dプリンター、イラスト、デザイン作成ソフト(Illustrator、Clip Studio等)、画像等編集ソフト(Photoshop、GIMP等)、設計用ソフト(CADのソフトウェア等)、パソコン
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新卒の場合には、大学、短大、専門学校などを卒業後、メーカーやデザイン事務所などに入職する。設計、デザインの専門的な知識を学んでいる場合が多い。
中途採用については、実務経験や専門的知識が求められるため、実績を持ったデザイナーであるほど評価が高くなる。経験を積んだ後に、デザイン事務所を起業し、メーカーと契約を結んでデザインをするケースもある。
自分がデザインしたものが工場で生産されるという前提で、商品の特性を引き出すために工場の状況や能力を把握することが重要となる。また、造形の美的センスと同時に、素材・構造など工学についての知識や技術も求められる。
社内各部門との協働作業を要求される仕事だけに、コミュニケーション能力も問われる。製品の客観的な分析評価ができる能力とともに、流通、市場開発、販売促進に関わる、幅広いマーケティングの知識も必要となる。
勤務先は、自動車、家電製品、情報機器、カメラなどのメーカーやデザイン事務所である。自らデザイン事務所を設立する者もいる。フリーランスで働くことも可能だが、個別にメーカーと専属契約を結んで仕事をすることも多い。
デザインの分野によっては男女の比率は様々であるが、生活用品や家電などのデザイン部門等では女性が増えている。
デザインの作業は個人の発想・能力に基づき行うので、労働時間や休日は比較的自由な体制をとっている企業が少なくない。締め切りの期日が迫ると、残業や休日に仕事をすることもある。
ユーザーのニーズが多様化し、より魅力的な製品をつくるためデザインが重視されており、インダストリアルデザイナーの仕事は今後も安定的な需要が見込まれる。
業界をまたいで、AI 影響度が同水準の代表職業(規模順)。