商品企画開発(チェーンストア)とは、消費者のニーズを掴み、自社で取り扱う商品の幅を広げ、よく売れそうな商品を企画開発する職業です。
消費者のニーズを掴み、自社で取り扱う商品の幅を広げ、よく売れそうな商品を企画開発する。ここでは主にスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどチェーンストアの商品企画開発の仕事について述べる。
主な仕事は、海外商品の開発、産地直送などの仕入れルートの開拓、さらにPB商品(プライベート・ブランド商品)あるいはSB商品(ストア・ブランド商品)など、企業が独自に生産から流通・販売まで一貫して扱う商品の開発などである。また、定番商品を設定し、年間やシーズンごとに扱う種類、量などを決定する企業の計画策定にも関わる。定番商品はプロパー商品ともいい、その企業の主力商品として通常一年中扱い、売上げなどに最も大きい影響力を持つ。新規取引先との取引の開拓も行う場合がある。
常に情報を収集・調査・分析して将来の見通しを立て、その上で消費者に求められている商品を企画し、生産計画を立て、販売実験をしてから実行に移すなど、商品の生産から販売まで中心となって携わる。企画書や生産計画書、マニュアルや報告書づくりも重要な仕事となる。
開発中は、生産チームに参加して、製品開発に取り組むこともある。海外商品の開発の場合、単なる買い付けだけでなく、現地に駐在して海外の業者と協力して製品開発を行うことが多くなっている。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン
入職にあたっては特に学歴や資格は必要とされない。大卒者が多くを占めているが、大学院や専門学校(ビジネス系)などからも人材が求められている。
入職後、販売や仕入の仕事を経験して流通・販売の知識を身につけ、分析力や企画力が優れていると評価されることによって、商品開発部門に配属されるケースが一般的である。
専門職として、各方面にわたる知識、技術が要求される。また、製品の製造まで関与することも多く、メーカーや産地についての知識や、商品化の実現可能性を判断する能力も求められる。日頃から世の中の流行や新製品についての情報収集が必要であり、創造的能力だけでなく、企業の将来に関わる商品を担う熱意も重要である。
商品開発部門はほとんどが企業の本部に集中しているので、都市部での勤務となることが多い。
消費者のニーズに応える商品開発も多く、女性も活躍している。
商品知識や企画力、経験が必要とされるため、中堅層が中心となっている。
処遇は各企業の規定によるが、専門的な能力を要求される仕事なので、実績に応じて高い待遇を得ることも多い。
データの分析や企画書の作成といったデスクワーク以外に、生産地や仕入先への出張、販売実験のための店舗巡回、海外出張、市場の観察など外での仕事も多い。
消費者のニーズの多様化や、商品の質に対する要求水準が高まっていることを受け、商品企画開発の業務が各企業で一層重要視されるようになっており、商品企画開発は強化されていく傾向にある。
業界をまたいで、AI 影響度が同水準の代表職業(規模順)。