冷凍加工食品製造とは、冷凍加工食品の製造工場で、冷凍加工食品を製造する職業です。
冷凍加工食品の製造工場で、冷凍加工食品を製造する。
冷凍加工食品の種類は、魚、肉、野菜などの素材から、これらを調理した食品、米飯、めん類まで様々である。原料の選別、原料の処理、製品の凍結、包装の工程を経て製品となり、冷凍保管され出荷される。製造工はこれら工程で作業して冷凍食品を製造する。
原料の選別では、原料の質が冷凍後の品質にそのまま現れるため、新鮮さや風味、外観などの総合的な品質が優れたものを選別する。
原料の処理では、不要部分の除去、整形、重量調整など、原料の種類に応じた様々な処理を行う。農産物の場合は、剥皮(はくひ)、種子除去、切断、野菜類のブランチングや果実の糖液への浸漬(しんし)など、水産物の場合は、頭、内蔵、骨、鱗、皮などの不要部分の除去、三枚おろしや切り身、剥き身の調製などがあり、主に手作業によって冷凍前の下処理を行う。
製品の凍結では、急速凍結を行う。食品を急速凍結すると、氷結晶が小さく食品の組織破壊が少なくなる。反対に緩慢凍結をすると氷結晶が大きくなって食品の組織を破壊し、品質が劣化するので、急速凍結は最も重要な工程といえる。個々の食品を一定の形にまとめて凍結するブロック凍結と、食品をバラ凍結するIQF(Individual Quick Frozen)の2つの方法がある。
包装工程では、冷凍食品の種類や形態に応じて、生産の効率化、品質の保持、流通・消費時の取り扱いの簡便化、適正な表示などの目的で個別包装と外箱詰めを行う。包装・箱詰めされた製品は、冷凍保管され出荷される。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
各種調理・下処理機器、急速冷凍機、冷凍庫
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。学校卒業後、冷凍加工食品工場に入る。関連する学科として農業科、水産科、食品科、工業科などがある。入職経路は、新卒の場合は学校からの紹介、中途採用の場合は、ハローワークと求人広告がほとんどである。
調理した冷凍食品を製造する工場は機械化が進んでいるので、それらの機械を使いこなす能力が必要となる。自動化した機械を使う場合には、自動制御システムの理解力、応用力も重要である。
管理者になるには、品質及び衛生管理などの専門知識が必要となるので、講習などを受講して、冷凍食品の製造段階における品質管理、衛生管理手法について基本的な知識や応用的な知識を幅広く修得することが求められる。
冷凍加工食品を製造する工場に勤務する。工場は、大消費地のある大都市圏のほか、冷凍加工食品の原料を供給する水産業・畜産業が盛んな地域に多く分布している。
就業者は女性が多く、魚の切り身や農産物の皮むきなどの機械化しにくい下処理は、パートタイマーの手作業に依存するケースが多い。
主要品目の製造シーズンには残業時間も多くなる。生鮮の農水畜産物を原料とする製品のピーク時には、休日出勤をすることもある。
屋内で、立った姿勢のまま多くの人との共同作業をする。原料の水洗い、仕分け、調理などの作業場は足場が水に濡れて滑りやすいこともある。
機械操作を担当する場合、一定の注意が必要ではあるが、機械設備は安全性能の強化が進んでいる。
直接食品に触れるので、衛生管理や就業者本人の健康管理が必要となる。
業界をまたいで、AI 影響度が同水準の代表職業(規模順)。