調剤薬局事務とは、医師の指定した薬を買い求めに来店する患者の処方箋を受け付け、レセコンに入力するなど窓口業務を処理する職業です。
医師の指定した薬を買い求めに来店する患者の処方箋を受付け、レセコンに入力するなど窓口業務を処理する。
初めて来店した患者には、住所・氏名・年齢・性別など個人情報を含む体調に関するアンケートの記入を依頼する。毎月、患者ごとに医療費の明細書である診療報酬請求書(レセプト)を作成し保険者に請求する仕事も行う。
薬剤師の補助、電話対応、伝票の入力などのほか、薬局のPOPを作成したり、看板の出し入れや店内清掃も行う場合がある。薬問屋から送付された薬品が発注したものと相違がないかなど納品チェックも行う。
一日の仕事の流れをみると、出社すると、まず看板の掲出や店内清掃など開店準備を行う。患者が来店すると受付を開始するが、初回患者にはアンケートへの回答を依頼し、レセコンに情報を入力し、薬剤師から薬を受け取った患者の会計処理を行う。来客対応する合間には、薬問屋から配送されてきた薬の納品チェックも行う。交替で昼休みを取り、夕方になると、売り上げの締め作業や看板の取り込みを行い、閉店準備をして一日の業務を終える。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
レセコン、レセプトソフト、調剤システム、パソコン、電話、レジ
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、調剤薬局事務の主要業務にはパソコンのスキルが必須といえる。
医薬品に関する知識は、入職時には求められないが、実務をする中で、レセプト作成の際や、薬剤師のサポート業務の一環としての納品対応のために必要となる。
調剤薬局には大小様々な形態があるが、全国展開している大規模調剤薬局では、調剤薬局事務からスタートし、店長、エリアマネージャーへ昇進し、マネジメント業務へキャリアアップする道も開かれている場合もある。
患者の病状を気遣い、明るく親切な対応が求められる。また、職場内では薬剤師との円滑なコミュニケーションが重要である。
勤務先となる調剤薬局は、全国に63,203店ある(2024年時点*)。特に病院が多い都市部に職場となる薬局も多い。「医薬分業」で院内処方から院外処方へ移行する流れに合わせて、薬局は病院の周辺に開店するようになった。
就業者は女性が多く、パートタイマー、アルバイトの割合が高い。従業者の年齢構成は幅広い。
営業時間は9時~10時から19時~20時と比較的長いが、交代制やシフト制で勤務しており、店舗等により状況は異なるが、残業はほとんどない場合が多い。賃金は、社員が月給制でパート・アルバイトは時給制であることが多い。
*厚生労働省 2024年度 衛生行政報告から 第8章薬事 薬局数・無薬局町村数・登録販売者数,都道府県別
業界をまたいで、AI 影響度が同水準の代表職業(規模順)。