証券外務員とは、証券会社の営業員として、株式、債券、投資信託などの有価証券を投資家に提案し、売買取引の委託業務などを行う職業です。
証券会社の営業員として、株式、債券、投資信託などの有価証券を投資家に提案し、売買取引の委託業務などを行う。
証券会社に所属し、顧客の運用意向やニーズをくみ取り、株や債券などの有価証券を提案し、売買注文の取次ぎを行う。資産管理の方法や個別商品の特長、売買のタイミングについての相談を受けたり、顧客からの電話での注文に対応し、売買の委託取引を行うこともある。また、資産運用のコンサルティングを行うために、顧客のニーズや人生設計、資金計画などを元に、将来必要な資金や具体的な資産配分等を試算する専門的なツールを使い、それぞれの顧客に合った適切なアドバイスを行う。商品の提案やコンサルティングを行う際は、電話だけでなく実際に顧客と会って対面でアドバイスすることが多い。
個人の顧客だけでなく、企業等法人も担当しており、法人の財務や資産運用についてアドバイスすることも多くある。
日々変化する経済や市場の動きを正確に把握するため、経済関連の様々な情報収集を行うことも重要な仕事である。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、パソコン
証券会社に入社し、日本証券業協会の外務員資格試験を受けるのが一般的である。就業者の多くは大卒である。
証券外務員資格は「一種外務員資格」(すべての有価証券に係る外務員の職務を行うことができる)と「二種外務員資格」(特定の商品について取り扱うことができない)の2種類であり、資格取得後、日本証券業協会に外務員登録されてから証券業務を行うことができる。なお、「二種外務員資格」を保有していなくても、一種外務員資格試験の受験が可能である。また、各証券会社では、社員の能力開発のため、独自の研修を行う場合が多い。
なお、独立してファイナンシャルアドバイザー(IFA)として中立的な立場から資産運用のアドバイスを行う専門家となる者もいる。
株価など刻々と変動するマーケットの状況を顧客に説明するため、世界経済や金融、個々の企業の業績、財務状況、成長可能性等に関する専門知識や情報分析力が必要である。また、顧客から多額の資金を預かるため、責任感があり顧客の信頼を得られる人柄が求められる。
勤務する証券会社の所在地は東京・大阪などの都市部に多い。
就業者は男性の割合が多いが、女性も増えている。
賃金、労働時間等労働条件については勤務先の規定による。営業活動のため、外回りの機会も多い。一般的に週休2日制であるが、顧客との対応などにより残業が生じることもある。
金融自由化により様々な金融商品が開発され、証券に関する関心が高まっており、顧客の資産運用や老後の資産形成のために適切なアドバイスを行う証券外務員の労働需要は根強いとみられる。一方、個人投資家をはじめインターネットによる株式等有価証券の売買や有価証券に関する情報提供が増加するなど、サービスの多様化も急速に進んでおり、今後、証券外務員を取り巻く環境が大きく変化していくことも想定される。
業界をまたいで、AI 影響度が同水準の代表職業(規模順)。